独自ドメイン?お金かかるんじゃ?
独自ドメインって、URLがちょっとおしゃれになるだけでしょ?
そういう疑問にわかりやすくお答えします。選び方にもコツがあるので、最後まで読んでくださいね。
独自ドメインとは
独自ドメインは、kirs-support.netのようなインターネット上の住所(URL)です。ドットの前は「好きな文字列」、ドットの後は.comや.netなど決められた文字列で構成されています。
強いて言えば、独自ドメインは源氏名です。本名は別にあります。
このサイトは、https://kirs-support.netが独自ドメイン(源氏名)で、本名は https://kirs-support.jimdofree.com/ 。
本名でもここにたどり着くことができます。
仕組みは
- 「https://kirs-support.net」が入力されたよ
- 「https://kirs-support.net」の本名は「https://kirs-support.jimdofree.com/」だね。
- では「https://kirs-support.jimdofree.com/」を表示するよ!
と読み替えてくれる郵便局の転送設定のような仕組み(DNS:ドメインネームサーバー)がインターネット上にあるんですね。便利ですね。
デメリット
まずはデメリットから。
取得費用・維持費用が必要
取得費用、維持費用が必要です。
自由競争の世界、人気のあるドメインは取得費用が高く設定されたり、ドメイン管理会社により維持費用に差があります。
費用が安い管理会社は、広告メールがひっきりなしに来る!? 広告費で値下げとは考えたものですね。
管理が必要
迷惑メールの発信元や詐欺サイトに利用されていないかなど、ドメイン管理者に対して「ホントに管理してますか?」のメールが年に一度程度届きます。適切に対応しないと、ドメインの設定が解除されたりすることも。
所有者確認と継続確認メールはしっかり確認。ね!
継続手続きを忘れると、サイトが行方不明に。
自動更新なら良いのですが、自動更新でなく支払い忘れがあったりすると、独自ドメインの設定が解除され、サイトが行方不明に。すぐに対応できれば復活も可能ですが、何ヶ月も放置してしまうとその文字列が他者に買われてしまうことも。
他者に買われてしまった後では取り戻すことは難しいです。更新忘れには注意しましょう。
<Coffee Break!>
たまに、昔よく見たホームページをブックマークを頼りに訪問します。すると全く関係ないサイトが表示されることがありますが、それは前の管理者が継続せず、別のサイトになったことが考えられます。
アクセスが集まる独自ドメインは中古ドメインとして高値で売買されている市場も。
ドメインは『育つもの』で、育ったドメインには価値があるという証ですね。
メリット
覚えやすい!
お店の名前やサービス名をURLに設定することで、覚えてもらいやすくなります。
kirs-support.jimdofree.com より kirs-support.net のほうが、短くて覚えやすいですね!
サイトの引っ越しが簡単
例えば、
Jimdoの無料ページを利用していて、
- Jimdo無料ページ(kirs-support.jimdofree.com)を
- アメーバオウンド(kirs-support.shopinfo.jp[仮])
に引っ越したとします。
その時するべき事は
- URLの変更をお得意様に連絡する
- 名刺など印刷物の修正
- URL変更を知らないお得意様は、検索するしかないが、検索結果に反映されるのに時間がかかり、HPにたどり着けない。
(新サイトが検索表示されるには、数日〜数ヶ月必要)
独自ドメインを使っていたら、
「独自ドメインとは」の「仕組み」の2.を書き換えるだけ。
お得意様が行方不明になることも、名刺を印刷し直すことも不要です。検索表示にも影響は全くありません。
ここが一番のおすすめポイントです。
サービスが終了することなんてほとんどないでしょ?
そういうあなた。Jimdoは近々には終わらないと思いますが、SonetのWebサービス、Yahoo!ジオシティーズが終わってしまい、失われた情報資産は数知れず(涙)。意外と薄命なネット社会なのです。
検索結果にも有利!?
検索の仕組みは、定期的にサイトを巡回してサイトの使用単語や文字列から記載内容を類推し、「こんな検索がされたらこのページ(URL)を表示しよう」と記憶しています。この記憶の仕方がURL毎なので、独自ドメインを使えば、自分のサイトの内容=ドメインと関わりが濃く表示されやすくなるという話が。
無料のサブドメイン利用の場合は、メインのドメインの強さ(Jimdoやperaichi、note等)により検索結果が左右されます。
検索アルゴリズム(順位表示の仕組み)は年に何回も見直され変動します。
変動するアルゴリズムに、親ドメインの強さという部分にも左右されては、自分で検索順位をコントロールするのは至難の業。
サイトの引っ越しに伴い、親ドメインを変更した場合はゼロからのスタートに(涙)。
長く利用する・自分のホームページを作るのなら、独自ドメイン。ビジネスもドメインも共に育てる気持ちで。ね!
独自ドメイン決め方のコツ
日本語?英語?
末尾(トップレベルドメイン)は何がいいの?
基本的にはイメージにあうもので。
.co.jpは、会社として登記されている法人のみ登録できるドメインです。そのほかは特に制約がなく、基本的に自由に取得できます。
末尾は、ホームページの分野や会社の業態によって、イメージに沿った文字列をおすすめしています。
jp や comは、オールマイティなイメージ。netやinfoは情報系を。ビジネスならbizもいいですね。
実店舗ならshop や kitchen, coffee。.cameraなどもありました。
地域にちなんだサイトであれば、.nagoya や .tokyo などその地域にちなんだ末尾も面白いです。
「なにがいいかなー」
ドメイン管理会社の価格一覧表が見やすいです。末尾により価格もまちまちで、また初年度と二年目以降の価格も異なることが多いので、「そんなはずじゃなかった…」とならないように気をつけてくださいね。
トップレベルドメインは人気度や管理会社によっても、値段がまちまち。
値段からドメインを評価してみた記事はこちら→「ドメインの値段に関する考察(作成中)」